停電時、何はともあれ必要なのが懐中電灯ですよね。
ですが非常時にいざ使おうとして、電池切れでライトが点かない……なんてことになったら悲惨です。
そういう時でも安心なのが、手回し充電式の懐中電灯です。電池切れを気にすることなく、いつでも安心して明かりを確保することが出来ます。
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手回し充電式懐中電灯を選ぶ基準
停電対策に役立つ防災グッズのまとめ記事で、手回し充電式ラジオもご紹介しましたが、実は手回し充電式の懐中電灯を探すと、大体ラジオ機能がセットになっています。
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手回し充電式の懐中電灯自体が非常時用途ですから、同じく非常時に重宝するラジオと一緒になるのはまあ当然ですよね。
もちろん手回し充電で使用できるラジオは必要ですし、それにライトが一緒になっていると便利は便利なのですが、私としては、シンプルな懐中電灯のみのタイプもおすすめしたいと思っています。
懐中電灯は人数分欲しい!
停電の暗闇の中では、慣れた自分の家の中ですら自由に歩くこともできなくなります。なので家族の人数分は懐中電灯が欲しいところ。
でも、その全部をラジオとか多彩な機能が満載された本格的な製品で揃える必要があるのかというと、そんなことはないんじゃないかと思います。
そういうのは一家に一台あれば足りますし、懐中電灯以外の機能がついている製品はサイズも大きくなりがちで持ち運びもしにくいですし、手に持って周囲を照らす使い勝手も変わって来ます。保管も場所を取るし、機能が多い分値段も高い。
家族それぞれが、一人一個携帯するための、シンプルな懐中電灯を持っておくと便利だと思います。
停電対策におすすめの手回し充電式懐中電灯は?
「LED懐中電灯」乾電池不要 防雨型 手回し充電式
シンプルな手回し充電式の懐中電灯です。
余計な機能はなく、小型で持ち運びも簡単ですし、1分間の手回し充電(120回転/分)で最長約16分間の連続点灯が可能です。
価格が抑えめなところも高得点で、人数分まとめて用意しやすいですし、予備を置いておくのもいいかもしれません。
ソーラー手回し懐中電灯
こちらもシンプルな手回し充電式の懐中電灯ですが、ソーラーパネルがついているので、日光を確保できるなら置いておくだけで充電することも可能です。
また、カラビナがついているのでベルトやバッグ、リュックなどに下げておくことができるので、携帯も便利です。
ソーラー充電は過信は禁物ですが、あれば助かる場面も多そうですし、価格も安いのでお手頃だと思います。
手回し充電 LED懐中電灯
こちらはラジオ機能がついているのですが、それでも比較的小型で形状も普通の懐中電灯とあまり変わらないのと、価格が安いのもあってご紹介しました。
FMラジオの他にサイレン、USBによるスマホ等の充電が可能となっています。手回し充電以外にも、USBからの充電も出来ます。
スマホやタブレットの電源としてこの製品を使うのは少し心許ないと思いますが、緊急時の最後の手段として、充電器としての役割も果たしてくれる程度に捉えておくといいかもしれません。
手回し充電ライト
こちらのライトも、懐中電灯機能だけでなく、ラジオやスマホ充電など多機能ですが、コンパクトで持ちやすいものになっています。
レビューによると、ラジオの性能はあまり良くなく、おまけ程度に考えておいたほうがよさそうです。また、スマホへの充電は、手回しハンドルを回しているときしか行えないようなので、その点もご注意ください。
ライト機能のみのシンプルな製品に比べると少し価格は上がりますが、それでもコンパクトで光量も明るいようなので、携行用の懐中電灯として備えておく選択肢に入るかもしれませんね。
LEDハンマーライト
こちらは、ラジオ以外にもユニークな機能がついた手回し懐中電灯です。
ラジオ機能のほか、サイレン、ガラス破壊用ハンマー、非常灯、方位磁石、シートベルトカッター、USBによるスマホなどの充電機能も備えており、車内にも一本置いておくと活躍するかもしれません。
サイレンをONにすると、警報音だけでなく、持ち手の先端が赤く点滅します。
停電時の対策だけでなく、車内での閉じ込め事故などでも使えるツールがついていますので、よく自動車を利用される方は一本常備しておくと安心感が増すかもしれませんね。
まとめ
一人一個持ち歩くのにちょうどいい、シンプルなライト機能のみの手回し充電式懐中電灯を中心にご紹介いたしました。
停電はいつ来るかわからないものだからこそ、日頃から家族の人数に合わせて防災グッズを用意しておくことが、咄嗟のタイミングで明暗を分かつことに繋がります。
一人一個ずつ自分の懐中電灯を持てるだけでも、だいぶ暗闇で動きやすくなりますから、コンパクトで持ちやすい懐中電灯を今のうちに探してみてはいかがでしょうか。