停電時に限らず、災害時の備えとしてまず真っ先に用意しておきたいのが非常食です。
水と食料は、生きて行くのに必須ですから当然ですよね。
停電時も、電気が使えなくなることで冷蔵庫や電子レンジ、IHコンロなどの電化製品が使えなくなりますし、集合住宅では水道も使えなくなる可能性があります。
予め、火や加熱手段がなくても食べられる非常食を備蓄しておくのは必須と言ってよいでしょう。
このページでは、停電時にも必要になる非常食の選び方について、おすすめの製品をピックアップしながら紹介していきます。
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このページの目次
非常食の選び方の基準は?
一言に非常食と言うと、乾パンとか缶詰とかを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。たしかに長期保存が可能なそういった製品は、非常食としても重宝します。
非常時に備えて長期保存ができること、というのも非常食の重要な条件ですが、非常食を選ぶ基準として私がお勧めしたい大きな条件が一つあります。
それは、「自分が好きな食べ物」を選ぶということです。
味や見た目が好きなものを選ぼう
非常食業界も最近は非常にバラエティ豊かになって来ていて、少し調べれば本当に色んな商品があります。
その中から、自分が好きな料理や、見た目がオシャレな物、ちょっと贅沢な気分になれそうな物など、食べていてテンションが上がるものを選ぶことをおすすめします。
非常食として、栄養バランスや保存期限の長さも重要ですが、非常時に食べるものだからこそ、普段と同じようなメニューや、気持ちが元気になるような好物、オシャレな料理などを楽しむことがとても大切なのです。
保存食にこだわる必要はない
災害対策、と意気込むとついつい本格的な非常食を買いそろえてしまいがちですが、そもそも保存食だけにこだわる必要も実はありません。
もちろんある程度の賞味期限の長さは必要ですが、普段から好きで食べているお菓子や、少し長持ちするタイプの食品を、少し多めにストックしておくだけでもいいんです。
保存食も用意しつつ、そういった普段食べているものの備蓄を補助的に使うことで、非常時にもより日常生活に近い食生活を維持することができます。
ただし、そういったお菓子などの備蓄は冷蔵庫を使わずに常温保存ができるものを選びましょう。停電時は冷蔵庫が使えませんから、せっかくの備蓄が食べきる前にダメになってしまうかもしれません。
非常食は何日分必要なの?
災害時などに必要な非常食の備蓄は、一人につき最低3日分、できれば7日分用意してあることが望ましいとされています。
さすがに7日間経っても何の援助も受けられないということは稀だとしても、やはり最低3日分の食料は用意しておきたいところです。
最低限の3日分でも合計9食ですから、朝食なんかは比較的簡単なものでいいとしても、昼・夕食のメニューは多少バリエーションを持たせておいたほうが良いでしょう。
毎回同じメニューだと、食事も億劫になってきてしまいますからね。
停電時にも役立つおすすめの非常食は?
ここからは、停電時をはじめ災害時に役立つおすすめの非常食についてご紹介します。
おすすめとは言っても、先に書いた通りご自身の好きな料理や、好きな見た目のものを選ぶのが一番だと思いますので、ここでご紹介するのはあくまで一例として、「こういうのもあるんだな」程度に参考にしておいただければと思います。
レスキューフーズ一日セット スタンダード
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こちらは、一日三食分のメニューがセットになった3年半保存可能な非常食です。
三食分のおしぼりやスプーンなどがすべてセットに含まれているのも助かりますし、何より火や水がなくても温かい料理が食べられ、味噌汁などの汁ものもついているというのが特徴です。
非常食として考えると、一食の単価は少し上がりますが、災害時に冷たくて不味い非常食で飢えをしのいでいると惨めな気分になりますから、それを考えれば十分価値のある商品だと思います。
ご飯やカレーの他に、味噌汁やおかゆ、ポテトツナサラダ、鶏肉の煮物など、多彩なメニューがセットになっているので、非常時でも食事を楽しめるのではないでしょうか。
ただし、発熱剤などの付属品が同梱されている分、箱のサイズは大きめですので、家族全員の7日間分を保管しようとするとかなり場所を取るかもしれません。
こちらの製品と他の保存食を合わせて、バランスよく備蓄しておくと良いと思います。
ボローニャ 缶deボローニャ6缶セット
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こちらは、ボローニャのデニッシュが缶詰になった製品で、保存食として「〇年保管可能」と謳っているわけではないのですが、缶詰なので賞味期限は概ね3年程度先となるようです。
非常食の献立は色々ありますが、主食としてはやっぱりお米が多いです。そんな中、こういった缶詰パンがあると非常時にも美味しくパンが食べられるのが嬉しいですね。
この製品は人気のパン屋さんボローニャのデニッシュブレッドが1缶に2個入で、チョコレート・メープル・プレーンの三種の味がセットになっています。
パンなので1缶あたり100gと軽く、持ち運びにも便利です。
お年寄りから小さな子供まで、誰でも気軽に食べられると思いますので、1セットあると気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
尾西食品 アルファ米12種類全部セット
非常用保存食と言えばアルファ米、ということで、12種類もの様々なごはんを楽しむことが出来るアルファ米保存食セットです。
お湯が無くても水だけでも食べることが出来ますから、火が使えない場合でも困りません。味も普通に美味しく、5年保存可能とあってかなり頼りになる保存食ではないでしょうか。
何と言ってもごはんは日本人にとっては一番安心する食べ物だと思いますし、老若男女問わず食べることができます。もしもの時の安心を確保するためにも、一家に1セット備えておきたい製品だと思います。
おむすびころりん 5年保存食 即席スープ
こちらは、5年保存可能なフリーズドライの即席スープです。
先に紹介したアルファ米の保存食のような、ごはんメインの食事のお供として用意してあると、より食事が美味しく楽しめるのではないでしょうか。
ごはんだけでももちろん食事として成り立ちますが、あたたかいスープがあるとやっぱり全然違うものです。
冬場の停電時には暖房も使えませんから、温かいスープを飲めると気持ちもぐっと楽になりそうですね。
まとめ
災害時の保存食は、栄養補給だけでなく惨めな思いをしないで済むように、気持ちが元気になるような楽しく美味しいものを選ぶと良いと思います。
ここでご紹介した保存食以外にも、甘いお菓子なんかもカロリー補給の助けになりますし、好きなお菓子があれば気分も明るくなりますからおすすめです。
出番がないのが一番ではありますが、用意しておかないと後悔することになりますから、こちらでご紹介した製品も参考に、ご家庭の保存食について改めて見直してみてはいかがでしょうか。