停電で電気が使えなくなると、日常生活を支えている家電製品はすべて使えなくなります。テレビや電子レンジ、掃除機、炊飯器などなど、使えないと不便な物ばかりですが、中でも一番困るのは冷蔵庫ではないでしょうか。
冷蔵庫は普段、食品を保存して常に稼働しています。その電源が切れてしまうとなると、中の食品はダメになってしまいますよね。特に主婦の方などは頭が痛くなる話だと思います。
そんな停電時に冷蔵庫の補助役として活躍するのが、クーラーボックスなんです。
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なぜクーラーボックスが役立つの?
実際のところ、冷蔵庫は電源が切れても扉をむやみに開けなければ、数時間から半日程度はそこそこ冷えた状態を維持できます。それ以上の時間停電が続くと、特に冷凍室からダメになっていきますが、ともかく停電が発生したら冷蔵庫を開けるのは控えることが重要です。
ですが、停電は突然起こるもの。いきなり停電になって、「はい! 今から冷蔵庫開けないで!」と言われても困ってしまいます。停電中でも飲み物や食べ物は必要ですし、それらは普通は冷蔵庫に入っているものですよね。
ですから停電が発生した際は、しばらくの間過ごすのに必要な飲み物や食べ物だけを、まとめて取り出しておくと良いと思います。必要になる度に冷蔵庫から取り出していては、どんどん庫内の温度が上がってしまいますからね。
そこで活躍するのがクーラーボックスです。取り出した飲み物や食べ物を、クーラーボックスに保管しておけば、冷蔵庫から取り出してもしばらくの間は冷たいままを維持することが出来ます。
夏場の停電では食べ物の常温保管に注意が必要
夏場、冷房も使えなくなった状態では、室温もどんどん上がっていきますから、飲み物はすぐにぬるくなってしまいますし、食べ物も傷んでしまうリスクがあります。季節によっては、無視できない問題です。
クーラーボックスは冷蔵庫と違って冷却能力はありませんが、保冷剤を使用すれば結構な時間内容物を冷たい状態で維持してくれますから、冷蔵庫から取り出した飲食物を保管しておくのに持ってこいなのです。
停電時に役立つクーラーボックスを選ぶ基準は?
クーラーボックスと言うと、すでにレジャーやスポーツ用にお持ちのご家庭も多いかもしれません。そういう場合は、お持ちのクーラーボックスを利用すれば十分だと思います。
停電対策にクーラーボックスを調達しておく場合は、どれくらいの大きさが必要なのか、家族の人数などから判断する必要があります。
クーラーボックスは保温のため内壁が肉厚なのと、低温維持のために保冷剤を入れる場合はその容量も取られるため、意外と物が入らないことがあります。
家族が多く、冷蔵庫から取り出しておきたい飲み物や食べ物が多い場合は、それ相応の大きさの物を選んだ方が良いでしょう。
収納時は折りたためるソフトタイプが便利
日頃からクーラーボックスを使っている方ならともかく、そんな機会はそうそう無いという方だと、押し入れにクーラーボックスを入れているだけで大分場所を取ってしまいます。
ですので、収納時は折りたたんでしまっておけるソフトタイプが便利だと思います。
もちろん、普通の所謂ボックス型のほうがしっかりしていたり保温性も高かったり、それぞれにメリットがあるので、収納場所などの都合に合わせて選ぶと良いでしょう。
停電時に活躍するクーラーボックスはこちら!
サーモス ソフトクーラー REF-005 BK
こちらは、サーモス製のソフトクーラーバッグになります。
容量は5Lで、他にもサイズのバリエーションはありますが、ちょっと飲み物などを入れておくのには丁度良い容量だと思います。
サーモスと言えば様々な保温容器などで実績のあるメーカーですが、その実績に違わず保冷性能はしっかりしていて、見た目もダサくないのが好印象ですね。
価格も安いですし、普段のレジャーなどでお弁当を入れたりするのに使いたくなるデザインですから、一家に一つあると頼りになる製品だと思います。
Astage(アステージ) クーラーボックス フォレスクルー #25
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こちらはボックスタイプのクーラーボックスです。
先に紹介したサーモスの物よりも容量の大きい25Lで、500mlペットボトルなら15本、1.5Lペットボトルなら8本、2Lペットボトルなら7本立てたまま収納できます。(保冷剤を入れた場合はその分容量が減ります。)
値段の割に保冷性能も良いようなので、とりあえず一つ備えておくのには向いているかもしれませんね。
同じ製品のラインナップで容量のバリエーションがあるので、もう少し小さいものや大きいものも選べます。
ROCKBROS(ロックブロス)クーラーボックス ソフトクーラー
こちらは容量18Lの高性能ソフトクーラーボックスです。
ソフトといっても断熱材が入っているため、折りたたんだりすることは出来ません。その代わり48時間保温可能と、かなり頼もしいスペックになっています。
見た目もスタイリッシュでかっこいいですし、内側も防水素材になっていて、持ち手が沢山あって持ち運びもしやすいなど、値段に相応しい製品になっているのではないでしょうか。
クーラーバスケット クーラーボックス 32L
こちらは折りたたみ可能な大きめのクーラーバスケットです。
折りたたみ可能なソフトクーラータイプは、サイズがある程度大きくなると袋が自立しないので形が保てず不便だったりするのですが、こちらの製品は内部にワイヤーフレームが入っており、中に何も入っていない状態でもしっかり自立するのが特徴です。
容量も32Lと大きめで、ペットボトルや食料品なども余裕をもって入れられそうですね。保冷剤を入れることを考えても、ソフトクーラーバッグは多少ぎゅうぎゅうでも詰め込めてしまいますから頼りになります。
見た目も可愛いので、女性でも使いやすいデザインではないでしょうか。
Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L
こちらはクーラーボックスではないので番外編みたいになってしまうのですが、車載用の冷蔵庫というものがあります。
停電時でも車のバッテリーを利用して小型の冷蔵庫を使用することができるので、自家用車をお持ちのご家庭では役に立つと思います。
冷却能力はそこまで高くありませんが、クーラーボックスとは違い能動的に低温を維持することが可能なので、より長い時間食料品を冷やしておくことが出来ます。
稼働音も小さいので、車中泊などをする際にも気にならないのではないかと思います。
車から供給される電圧が下がると自動で停止する機能がついているため、バッテリーが上がってしまう心配がいらないのも嬉しいですね。
まとめ
停電時に活躍するクーラーボックスについてご紹介しました。
災害時に活用するかどうかは置いておいても、クーラーボックスは一つはないと何かと困るものでもあります。
停電対策をお考えのこの機会に、クーラーボックスの用意もご検討されてみてはいかがでしょうか?