停電が発生した際、水道にポンプを利用している集合住宅では、電気が使えなくなるとともに水道も利用できなくなることがあります。
また、そもそも停電というのは地震や台風、洪水など何らかの自然災害を原因として発生することが多いですから、停電するようなシチュエーションでは電気以外のライフラインも途絶えるリスクが高いと言えます。
電気が使えなくなるような状況を想定すると、非常時の必需品である飲用水は必ず用意しておきたいものですよね。
このページでは、長期保管できる非常用の保存水や、防災リュックにも入れやすい製品など、停電時はもちろん災害時にあると助かるおすすめの保存水について紹介します。
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このページの目次
非常用保存水の選び方の基準は?
非常時に備えて水を保管しておく、と言ってもそれ自体はそれほど難しい話ではありません。
近所のスーパーで売っている安いミネラルウォーターでも、賞味期限は2年程度あることが殆どですから、十分保管ができます。
普段からミネラルウォーターを飲用したり料理に使っているご家庭なら、常に多めにストックするようにして入れ替えながら使用すれば、賞味期限を管理する手間もかかりませんし、あえて長期保存用の水を備蓄しておく必要はないかもしれません。
純粋に非常時の備えとして水を備蓄する場合は、保存可能期間の長い製品を選んだ方が買い替えの負担が少なくて良いでしょう。
また、防災リュックなどに入れておいたり、非常時に持ち歩いたり他の人に水を分けたりする際には、2リットルのペットボトルよりも500ミリリットルのペットボトルの製品の方が好都合です。
非常時に水は貴重品ですから、一本当たりの容量が少ない方が、必要な分だけ開封して使用できるというメリットもありますね。
もちろん大きなペットボトルのほうが管理は楽ですし製品の種類も豊富なので、準備しやすいという利点があります。それぞれのメリット・デメリットを考えてバランスよくストックしておくのが良いと思います。
通販は割高だけど労力を考えると損ではない
ペットボトルの水というのは値段も安いですし、どこでも売っているので入手も簡単ですが、必要な量を確保しようとすると重量があるのが意外と大変な点です。
単純にコストパフォーマンスで比較すれば、スーパーで売っている安売りのミネラルウォーターが一番お得ですが、箱単位で備蓄する必要がある場合にそれを持って帰ってくる労力を考えると、通販などで玄関まで届けてもらった方が楽だと思います。
水の備蓄はどれくらい必要?
非常時には、成人一人につき一日3リットルの水が必要だと言われています。
水の備蓄を行う際には、これを参考にしてご家族の人数分の水を確保するようにしましょう。
家族全員が7日間過ごせる水を用意してあると、ひとまずは安心ではないかと思いますが、人数が多い場合は保管する場所もバカになりませんよね。
ですが水の備蓄は死活問題に直結するので、面倒くさがらず、場所をケチらず、きちんと備えておくべきだと思います。どんなに少なくても、家族全員が最低3日間は過ごせるだけの水は必ず用意しておきたいです。
非常時におすすめの保存水は?
匠美 立山の天然水 5年保存用 2L×6本
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こちらは5年間保存可能な天然水です。
通常のミネラルウォーターなどの賞味期限が大体2年程度であることを考えると、その2.5倍の期間保存ができるわけですから、買い替えの手間が省けて良いですね。
これを2年半おきに追加購入して、期限が近付いたものは飲用水や料理用として日常で使えば、無理なく安心して水の備蓄ができるのではないかと思います。
ケイ・エフ・ジー 純天然アルカリ保存水 2L×6本
こちらは7年保存可能な天然アルカリ保存水です。
先に紹介した商品よりもさらに2年保存可能期間が延びるので、一度必要な量を備蓄すれば当分の間は対応できますね。
この後にさらに長期保存が可能な製品もご紹介しますが、あまり長すぎてどこに保管したか忘れてしまうのも本末転倒ですので、ご自身の環境で丁度良いと思われる保存期間のものを選ばれると良いでしょう。
【10年保存水】ミネラルウォーター「カムイワッカ麗水 2L×6本セット」
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さらに3年保存期間が延びて大台突破! 10年保存可能な製品がこちらです。
購入してから10年後に実際にこの水を飲むのは、大丈夫だとわかっていても少し勇気がいりそうですが、10年も保存できれば水を備蓄する手間は殆どかからないと言ってもいいですね。
さすがに値段も少し上がっていますが、10年という長期にわたって保存できることを考えれば、そんなに割高な価格設定でもないと思います。
いざという時、10年経っても保管した場所を忘れずにしておきたいですね。
カムイワッカ麗水【15年保存水】
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上に紹介した製品で10年で驚いていましたが、なんとその上をいく15年保存可能な保存水がこちら!
もう15年も保管してたら買ったことすら忘れてしまうのではないかという気もしますが(笑)、備蓄している水の買い替えなどの手間をなるべく減らしたいという方には打ってつけではないでしょうか。
なにしろ今年生まれた子供が中学を卒業するころになるまで保存可能というわけですから、15年後にこの水を飲むときにはなんだか色んな思い出が蘇りそうです。
それはともかく、先ほどの10年保存水と比較しても単価はそれほど変わらないので、より長期の保存が可能であるという意味では、こちらを選んだ方がお得かもしれませんね。
志布志の自然水 非常災害備蓄用5年保存水 (500mlPETx24本)
こちらは、500mlのペットボトルに入った5年保存水になります。
非常時に2リットルのペットボトルを持って避難したり、防災リュックに大きなペットボトルを入れておくのは現実的ではありませんよね。
その点500mlなら持ち運びもしやすいですし、24本もあれば、近所の人に一本分けたりすることもしやすいです。
今までにご紹介した2リットルのペットボトルも備蓄しつつ、こちらの500mlのサイズも用意しておくと、いざという時に役立つのではないでしょうか。
保存水のペットボトルに空気が入ってても大丈夫?
長期保存が可能な非常用目的の保存水でも、製品によっては容器内部に空気が入っていることがあります。
ペットボトル内部に空気が入っているよりも、入っていない方が保存可能期間は長くなります。
しかし、仮にペットボトル内部に空気が入っていたとしても、その製品が保証している保存期間の間は問題なく保管が可能です。
また、ペットボトルの容器は実は少しずつ空気を通すので、何年も保管しているうちに内部に空気が入ることがあります。
その場合でも、使用期限までの間は保管に問題はありません。
まとめ
水の備蓄に関しては、近所でミネラルウォーターを買って多めにストックしておく、程度で済ませている方も多いかもしれません。
もちろん買い替えの手間が問題にならないのであれば、それで全然大丈夫だと思います。
一方、日常的にミネラルウォーターを使用するわけではなく、防災用に水を長期保存したい場合は、このページでご紹介したような製品を利用されてみてはいかがでしょうか。
通販であれば箱で購入しても、玄関まで届けてくれますから楽ですし、近所のスーパーなどでは売っていないような、長期保存が可能な保存水も選べます。
非常時には最優先で確保したい飲用水は、日頃からきちんと備蓄しておくことが重要です。この記事を参考に、ご家庭の備蓄を進めてみてくださいね。