停電対策に懐中電灯やLEDランタンを用意している人は多いと思います。
このサイトでもまずは明かりの確保ということで、手回し充電式の懐中電灯や電池式のLEDランタンをおすすめしています。
ですが、停電に備えてヘッドライトを用意しているというご家庭は多くはないのではないでしょうか。
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このページの目次
ヘッドライトとは?
ヘッドライトという言葉に馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、炭鉱夫がヘルメットにつけているようなライト、と言うとなんとなくイメージが浮かぶのではないでしょうか。
頭にライトを装着することで両手が自由になるので、夜間作業や夜の登山、夜釣りなどで活躍します。
ライトが照らす方向を上下に調整できるものが殆どですので、おでこの位置にライトがあっても手元や足元を照らしたり、数メートル先の地面を照らしたりと、シーンに合わせて調整できます。
突然停電が発生した場合には、当たり前ですが停電時に必要な準備が完了しているわけではありませんよね。
そんなとき、片手に懐中電灯を持ちながらや、ランタンをその都度その都度移動させながら作業をするより、自分の頭の向きに自然と光が当たるヘッドライトを使う方がはるかに捗ります。
足腰に不安があるお年寄りや、小さな子供にも安心ですし、両手が自由になる解放感はやはり素晴らしいものです。
停電対策にヘッドライトを選ぶ基準
ヘッドライトも種類は多いですが、最近は充電式のものが主流になってきています。夜釣りや夜間作業などで光量が必要な高輝度ヘッドライトは、電池式だと必要な電池本数も多いため、どうしても重くなってしまうからだと思われます。頭に装着するという性質上、疲労を抑えるためには軽いことは重要な要素ですからね。
停電時に使用するにはやはり電池式が良いのですが、それほど輝度の高くない小型のヘッドライトであれば、電池一本程度で使えるものもあります。
必要な電池本数を抑えるという意味でもそうですが、そもそも停電対策用としてはそんなに高輝度のヘッドライトは必要ありません。
あまりに明るすぎると、手元の紙などを照らしたときに眩しすぎてまともに見ることもできないからです。
なので、停電対策としてヘッドライトを見る際には、「電池一本程度で使用可能な小型軽量の製品」、という観点で選ぶのが良いと思います。
停電対策におすすめのヘッドライト
GENTOS LED ヘッドライト 小型 【明るさ95ルーメン/実用点灯7.5時間/赤色サブLED】
単三電池一本で使用可能な小型のヘッドライトです。
こちらのヘッドライトの魅力は、電池を入れても重量65gという軽さと値段の安さ。普段からヘッドライトを常用する人って正直あまりいないと思いますし、停電対策のためだけに用意するならこれで必要十分だと言えるでしょう。
電池も単三なので汎用性がありますし、他の機器と合わせて電池ストックをまとめることができます。
点灯時間は7.5時間ですが、そもそも暗所で作業や移動をするときに使用する想定ですので、電池一本でそれだけ持てば全然OKだと思います。
Nikatto ヘッドライト ヘッドランプ+多機能収納ボックス
こちらは単四電池3本で使えるヘッドライトです。必要な電池本数が少し多めですが、それでも重量は電池を含めて70gと軽量ですので、あまり気にならないと思います。
この製品の特長としては、ケースに収納した状態でも簡易ランタンとして使用できる点です。
ケースの底面にはマグネットが入っており、金属部分に接着することが出来ますし、ヘッドライトとして以外の使い道もあるのは便利ですね。
入手しやすく汎用性も高い単四電池を使用しているので、電池のストックもしやすいのは良い点だと思います。
Litom LEDヘッドライト センサー機能 【168ルーメン/実用点灯30時間/防水/防災】
こちらは先にご紹介した製品よりももう少し明るく、単四電池3本で使えるヘッドライトです。
重量は電池を含めて90gと少し増えますが、センサー機能を搭載しライトの前で手でジェスチャーするだけでオンオフが可能なのが特徴です。
両手に何かを持っていたり、手が濡れていたり汚れていたりする場合には、このセンサー機能は非常に便利だと思います。
また、光量も先ほどまでの製品より明るいので、広い場所で遠くまで照らしたい場合などには活躍するのではないでしょうか。
WAQ LED ヘッドライト センサー 防水
こちらは最大輝度300ルーメンということで、先ほどの「Litom LEDヘッドライト」と比較しても倍近い明るさのヘッドライトになります。
使用する電池は単四電池3本で、重量は電池を含めて約90g。これくらいの重さになってくると、人によってはやや重さが気になることもあるかもしれません。
この製品もセンサー機能搭載で、両手がふさがっていても電源のオンオフが可能です。
また、LEDライトがメインとサブの二つついていることにより、照射範囲が広く、今までにご紹介したヘッドライトよりも広範囲を照らせます。
ゴムバンドを結び付けたり、フックに引っ掛けたりすれば、簡易ランタンとしても使用できるかもしれません。
少し価格は上がりますが、それだけ利便性も上がっている製品だと思います。
まとめ
停電対策用ということで、電池式でなるべく安価で軽量小型かつ、過剰性能とならないような製品をピックアップしてみました。
停電時の備えとしてはまずは懐中電灯やLEDランタンを優先すべきかと思いますが、ヘッドライトもあると非常に便利なものであるのは確かなので、是非検討してみていただきたいです。
暗所で何かするときに、両手がフリーになるというのは、想像以上に快適なものですよ。